陶器の知識 技術

技術

陶器を作る際の基本の1つに技術があります。陶芸に用いられる技術には成型で使用されるものと成型後に用いられるものの2つがあり、まず、成型では電動と手びねりの2つがあります。電動は電動ろくろの1つのみになりますが、手びねりには、玉づくり、くりぬき、タタラ作り、ひも作りの4つがあります。手びねりでも手回しろくろが使用される場合もあり、絵付けなどに使用されています。

陶芸教室では電動ろくろが使用されることが多く、注意点としては土練りと慣れがあり、最初は上手くいかなくても慣れるにしたがってきれいな円形に作ることができるようになります。また、手びねりの中では玉つくりが初心者には向いており、最もシンプルな成型方法となるものの、玉づくりができれば大抵の作品は作ることができます。

成型後の技術には、刷毛目、掻き落とし、象嵌、ひっかき、印花、面取などがあります。ここでは陶器に表情を加える効果があり、例えば刷毛目は、成型した作品に化粧土を塗って仕上げていきます。刷毛目を施すことで表面にコントラストを付けることができ、作品に個性を与えることが可能になります。また印花ではスタンプなどで直接模様を付けていく陶芸技法になり、初心者でも簡単に行うことができます。

Menu