陶器の知識 土

土

陶器が作り出す、独特な美しさは人々を魅了して止みません。焼き上がるまで、どのような出来になるのかが分からないところもおもしろいですし、同じものから作っていても、ひとつとして同じものが無いというのも、陶芸家にとっては、たまらない魅力なのではないでしょうか。今では、陶器作りに必要となる原土は、専門店やインターネットなどで、簡単に手にすることが出来ます。知識があれば、それぞれの特徴を捉えた上で、一番適したものを選んで作業することができます。

原土は、陶芸に適した条件さえ揃っていれば、自然から見つけてくることも可能です。より個性的な陶器を作りたい人は、自分で探してみるのもおもしろいでしょう。その際に、クリアしなければならないいくつかの条件は次のようなものです。まず、水を含むと粘り気が出て、思い通りの形を形成することが出来ること。また、乾いたら固まることです。その他、高温に耐えられる土でなければなりません。そして、焼いた時の収縮率が低いとこも重要です。

初心者に扱いやすいものや、上薬の発色がいいもの、風情のある色味に仕上がるものなど、様々ですので、その特徴を知って、自分の思い描く作品作りに挑戦してみましょう。

陶芸

陶器の知識 窯

陶器とは、自然採取される粘土や市販の粘土、または陶石と呼ばれる石を砕いた原料で形を作り、焼いたもののことです。製作の順は素地をよく揉んでから成形、素焼き、本焼きの順で行われ、職人にしかできない技です。素地を練る工程で荒練りと菊練りに分かれ、荒練りで年度全体の水分量と硬さを一定にします。土の一部が硬かったり柔らかかったりすると、ひび割れなどが生じ、形を作る際に障害になります。

菊練りは粘土中の空気を抜くために行い、粘土の中に空気が残ったままだと、乾燥時には見分けはつかなくても素焼きの段階で破損の原因になります。焼成はとても高温なので、どんなに小さな空気であっても膨張します。そして内部に空洞が残っていれば水分も乾燥しにくくなり、その結果として内部のたまった空気が作品を圧迫し内部から破裂してしまいます。

次に、陶器の出来上がりの模様と窯変には大きな関係があります。基本知識として窯変とは、焼き上がりの途中に作品に生じる色の変化のことで、陶磁器の色合いをより深く、味わいのあるものに仕上げます。高温で焼成すると内部の化学物質が反応し、陶磁器にたくさんの色相が形成されます。これはどんなに優れた職人でも、出来上がりの模様は焼きあがってからでないと分かりません。

窯

陶器の知識 扱い

扱い

陶器は扱い方や保管法などに気を付けるようにすることで、いつまでもきれいで欠けのない状態で長く使用できます。やきものは使い込むほどに味が出てくるので、時間が与えてくれる深みや渋みを活かすためにも大事に扱っていきたいですね。

陶器は土でできていますから、釉薬を塗っていても湿気を吸収しやすい性質は残っています。そのため、しょうゆや色の濃い料理などを入れておくとシミの原因になりやすいのです。長く使うことでシミがこびりつかないようにするためには、使用前に「目止め」を行っておくことが基本です。方法は簡単で、お米のとぎ汁を入れた鍋を沸騰させてから、新品の陶器を入れて30分そのまま待つだけです。とぎ汁がない場合は、小麦粉か片栗粉を溶かしたお湯でも大丈夫です。これで陶器特有の土の粗い目のすき間を防ぐことができます。煮沸させた後は、しっかりすすいで乾燥させましょう。

日常生活での扱い方ですが、電子レンジに入れて加熱しないのが基本です。電子レンジ可と特に表記してあるもの以外はやめましょう。食器洗い機も基本的には使わない方が無難です。磁器と比べて強度が低いので、割れたり欠けたりしないように、気を付けて扱いましょう。

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